猫とワタシ

夏炉冬扇

終の棲家となりそうなマンション暮らしのあんなことこんなことを綴っていくつもりです

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出会い


郵便局の前に時々刃物研ぎのおじさんを見かけた。
夫が時々うまく研げないと苛立つことがある。
そこで3本の包丁を抱えて郵便局に行った。
前に来る日を聞いていた。ほんとにいた。
30分ほどあたりをうろついて戻ると出来ていた。
一本500円。
おじさんは自転車で隣の市からくるそうだ。
「年だから電動にしたけどね」
坂道では威力を発する電動自転車だが町中では危険も多いし、重い。
ひとしきり電動話に花が咲いた。

昔の靴磨きみたいに道路に座ってお客のアテの無い仕事。
これからは暑くなるから青天井ではきついだろうな。
ここで商売するのにどこかの許可を取ったのかな。
どこにもとってないけど、傍を通っても警官は何も言わないそうだ。
「ただ、誰かに通報されて追い出されたことはあるけどさ」
おじさんは屈託が無い。
郵便局の隣は神社。j神主さんの許可を貰って境内でやれば? 緑も多くて涼しいでしょうに。
おじさんは即座に首を横に振った。断られたことでもあるのだろうか。

3本ともいい包丁だとおじさんは言ってくれた。
1本は大昔に堺の刃物やさんで買った物で切れすぎるほど切れた。
なんども研いでかなり小さくなっている。愛着深い包丁。
さて、夫は出来映えに満足するだろうか。

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